写真1●ひかりTVの会員数の推移。2010年3月末に141万件を達成した
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写真2●ジャパネットたかたと連携し、リモコン操作で商品を購入できるサービスを提供
写真2●ジャパネットたかたと連携し、リモコン操作で商品を購入できるサービスを提供
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写真3●VODサービスをテレビ以外の端末から利用できるようにする。既にiPadやiPhoneでデモアプリが動作していた
写真3●VODサービスをテレビ以外の端末から利用できるようにする。既にiPadやiPhoneでデモアプリが動作していた
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写真4●家庭内ネットワーク内で録画番組をダビングしたり、リモート視聴したりできる
写真4●家庭内ネットワーク内で録画番組をダビングしたり、リモート視聴したりできる
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写真5●ひかりTVにおける2011年度の新サービス展開スケジュール
写真5●ひかりTVにおける2011年度の新サービス展開スケジュール
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 NTTぷららは2011年4月20日、NTT東西地域会社のフレッツ光回線利用者向けに同社とアイキャストが提供している映像配信サービス「ひかりTV」について、現状と今後の事業展開について説明した。ひかりTVの2011年3月末の会員数は、前年同期比40万件増の141万件となった(写真1)。2012年3月末には会員数190万件を目指すという。

 今後の事業展開として、「通販サービスの強化」と「ビデオサービスのマルチスクリーン展開」「録画番組のダビング/マルチルーム機能の提供」「ひかりTVオリジナルチャンネルのリニューアル」を挙げた。

 通販サービスの強化については、ジャパネットたかたと協力して、通販番組の「ジャパネットチャンネルDX」とひかりTVを連携させた新しいショッピングサービス「ジャパネット楽々リモコンショッピング」を、4月25日から提供する(写真2)。ジャパネット楽々リモコンショッピングでは、ひかりTVのテレビサービスで提供している「ジャパネットチャンネルDX」の放送中に、データ放送の画面から欲しい商品を選択し、そのまま注文できる。また、ビデオ・オンデマンド(VOD)を利用し、好きな時に商品紹介の動画を見て商品を購入することもできる。いずれも住所や名前の登録が不要で、リモコン操作だけで手軽に注文できるという。

 ビデオサービスのマルチスクリーン展開については、ひかりTVで提供しているVODサービスを、各種スマートフォンやタブレット型端末、パソコンなどでも利用できるようにする(写真3)。サービス開始時には、ひかりTVのVODサービスで見放題対象となっている約7000本の作品のうち、1000本程度を提供する。ひかりTVユーザー向けの付加サービスとして、追加料金なしで提供する予定である。説明会で行ったデモンストレーションでは、既に米AppleのiPhoneやiPad上でアプリが動作しており、「2011年度の第1四半期中にも提供する予定」(NTTぷらら代表取締役社長の板東浩二氏)という。

 ダビング/マルチルーム機能では、ハードディスク装置(HDD)内蔵チューナーに録画した番組を家庭内ネットワークを経由してダビングしたり、DLNAを使って別の部屋から視聴したりできる(写真4)。2011年6月から順次提供する。

 現在「ひかりTV STYLE」として提供しているオリジナルチャンネルを、「ひかりTVチャンネル」として一新し、オリジナルの新番組を提供する。チャンネル数は現行の4チャンネルから3チャンネルに削減する。番組は一部のスポーツ番組を除き、VODでも提供する。また、スポーツ中継番組の一部については、番組途中でも最初から視聴できる「さいしょから機能」に対応する。

[ジャパネット楽々リモコンショッピングの発表資料へ]