図1●Smart Guidewareの利用イメージ(構造計画研究所の資料より引用)
図1●Smart Guidewareの利用イメージ(構造計画研究所の資料より引用)
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図2●Smart Guidewareのパソコン版の画面(構造計画研究所の資料より引用)
図2●Smart Guidewareのパソコン版の画面(構造計画研究所の資料より引用)
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 構造計画研究所は2011年4月19日、東日本大震災の復興支援として、AR(拡張現実)による遠隔コミュニケーションツール「Smart Guideware」を、1000人に無償提供すると発表した。パソコンや、Andoroid 2.2以上を搭載したスマートフォンとタブレットで使用できる。

 「Smart Guideware」は、静止画、動画に重ねて、文書や図面などを表示したり、付箋、文字、図形を描画して共有できるツール。利用者同士でメッセージのやりとりも可能。建物や工場プラント施設の点検の際、現場とオフィスで映像と情報を重ねあわせてコミュニケートすることで、精度の高い点検などが可能になるとしている。

 復興支援で無償提供するために、同社が開発した「Remote Guideware」の簡易版として用意した。Remote Guidewareは、端末を通して行った全てのコミュニケーションを記録する機能も備える。

 利用開始は5月31日以降。希望者は構造計画研究所のホームページで申し込む。