スマートスタイルやネットワーク応用通信研究所(NaCl)、ミラクル・リナックスなどのオープンソースソフトウエア関連企業9社は2011年4月19日、共同でオープンソースソフトウエア(OSS)の保守サービスを開始した。各企業が得意なOSSを担当、全社でOSからミドルウエア、アプリケーションまで一括したサポートを提供する。

 9社はグループ「エンタープライズオーエスエス(EOSS)ビジネスパートナーズ」を設立。「OSS保守サポートサービス」の名称でサポートを提供する。契約や問い合わせ窓口を一本化するとともに、保守サービス基準を統一したという。

 EOSSビジネスパートナーズのメンバー企業は以下のとおり(カッコ内は各社が専門とするOSS)。

  • スマートスタイル(MySQL)
  • ネットワーク応用通信研究所(Ruby + Ruby on Rails)
  • ミラクル・リナックス(CentOS、ZABBIX)
  • ゼンド・ジャパン(PHP、Apache)
  • サードウェア(DRBD)
  • ファーエンドテクノロジー(Redmine)
  • アルクム(MovableType MTOS)
  • デジタルキューブ(WordPress)
  • GFソリューションズ(Subversion)
  •  事務局長はスマートスタイル 代表取締役社長 野津和也氏、副事務局長はネットワーク応用通信研究所 代表取締役社長 井上浩氏が務める。インターネットイニシアティブとDTSも、協賛パートナーとしてサーバー提供などで協力する。

     2011年6月上旬にはWebサイト「EnterpriseOSS」を開設し、OSSの最新情報の提供やセミナー情報なども提供する予定。