ソフトバンクモバイルは2011年4月18日、2011年夏モデルの携帯電話機から原則としてすべての端末を緊急地震速報に対応させると発表した。2011年夏モデルでは一部機種を除くすべての機種、秋冬モデル以降は全機種で緊急地震速報に対応させる。従来の同社の端末では、緊急地震速報に対応するのは「831N」の1機種だけだった。

 ソフトバンクの緊急地震速報は、NTTドコモの緊急地震速報と同様に、通常のメールではなくエリアメールなどで使う特別な信号で地震速報を通知する。発売済みのAndroid端末「DELL Streak 001DL」「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「HTC Desire X06HT」「HTC Desire X06HTII」「HTC Desire HD 001HT」「Libero 003Z」もハード的には対応可能としており、ソフトウエアアップデートで緊急地震速報を追加する予定だ。

 同時にアールシーソリューションが提供するiPhone向け緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール”for iPhone」について、サーバーの増強などの支援を行うと発表した。アールシ-ソリューションはユーザー数の増加に伴うサーバー増強のコスト負担が大きくなり、3月23日から支援企業を募集していた(関連記事:iPhone向け緊急地震速報アプリ運営会社がスポンサー募集)。

 今後提供予定のAndroid向け緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール”for Android」についても、ソフトバンクモバイルで支援する。支援内容については「現在、協議中。ゆれくるコールが安定的に運用できるように支援する」(ソフトバンクモバイル広報)としている。