写真1●アプリADの「アプリトップバナー」
写真1●アプリADの「アプリトップバナー」
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写真2●アプリADの「アプリバナー」
写真2●アプリADの「アプリバナー」
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 ディーツー コミュニケーションズ(D2C)は2011年4月18日、iアプリ向けの広告配信サービス「アプリAD」の提供を開始した。アプリADを使うと、iアプリ内に広告バナーを表示する。インプレッション数やクリック数に応じて、アプリ提供者に報酬が支払われる。ドコモマーケットのアプリストアに出店しているiアプリが対象となる。

 アプリADをiアプリに組み込むには、D2Cが提供するJavaのライブラリを利用する。ライブラリはD2Cの開発者向けサイトで配布する。アプリ内で表示するバナーはアプリ起動時に表示する「アプリトップバナー」(写真1)と、アプリ動作中に常時表示する「アプリバナー」(写真2)の2種類を選べる。両方を表示させることも可能だ。

 当面はiアプリの提供企業を広告主として見込む。D2Cが「電車のなかで3分で遊べる」などのテーマで広告出稿を募る。アプリ内のバナーをクリックすると、D2Cが開設した特集ページにリンクするようにする。初回の広告配信は6月13日から。

 アプリADの組み込みは無料で可能。広告収入のうち60%をアプリ提供者が受け取れる。広告収入は1インプレッション当たり0.01~0.03円、1クリック当たり8~15円を見込んでおり、この60%がアプリ提供者の報酬となる。