ニフティは2011年4月18日、同社が運営するプロバイダ「@nifty」が提供している主要サービスのIPv6対応予定について発表した。ポータルサイト(トップページ)のIPv6対応を6月に予定しているのをはじめ、5月から7月にかけて多くのサービスでIPv6へ対応する予定である。

 まず、回線サービスでは、KDDIが提供する光接続サービス「auひかり」向けの接続コース「@nifty auひかり ホームタイプ」(関東エリア)および「@nifty auひかり マンションミニ ギガ」のユーザーを対象として、IPv4/IPv6デュアルスタック方式でのインターネット接続機能を提供する。

 4月18日以降、上記コースを新規に申し込む、あるいはコース変更を申し込んだユーザー向けに、IPv4/IPv6両対応のホームゲートウエイ(HGW)を順次送付するという。既に利用中のユーザーに対しては、HGWの自動バージョンアップを順次実施する。利用に当たっての申し込みなどは不要で、IPv6を追加利用するための料金も発生しない。

 ニフティによれば、KDDI側のネットワーク設備のバージョンアップ完了後(すべてのバージョンアップの完了は7月末を予定)、IPv6接続が可能になる。なお、@nifty auひかり ホームタイプの上記エリア以外や、「@nifty auひかり マンションタイプ」については、2012年1月以降に提供する予定であるとしている。

 NTT東西地域会社が提供する「フレッツ光」回線のIPv6対応については、「フレッツ 光ネクスト回線でIPv6接続サービスが開始された段階で、ネイティブ方式でのIPv6接続サービスの提供を予定している」(ニフティ)と述べるにとどまっており、まだ具体的なスケジュールは示されていない。

 @nifty主要サービスのIPv6対応予定については、「占い@nifty」や「キッズ@nifty」、「デイリーポータルZ」「@niftyファイナンス」などが5月、「トップページ」や「メール関連サービス」、「マイニフティ」、「セキュリティ@nifty」などが6月、「ココログ」や「アット・ニフティストア」などが7月、「@Niftyバックアップ」が9月の予定となっている。