米Symantecは米国時間2011年4月15日、最新セキュリティ製品「Norton AntiVirus 2012」と「Norton Internet Security 2012」の公開ベータ版をリリースした。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。インストール時間、スキャン時間、メモリー使用量などについては従来と同等を維持または改良を実現しつつ、各種セキュリティ技術を強化した。

 「Insight 3.0」という技術では、Symantecユーザーから匿名で収集したソフトウエア導入パターンに基づいて、新たなマルウエアを自動検出し、遮断する。「Download Insight 2.0」技術では、ダウンロードしようとしているファイルが問題を生じる可能性があるかどうかを事前に通知する。「SONAR 4.0」技術ではファイルの振る舞いを監視し、既知の脅威を検知して動作を停止させる。

 また、重要性の高い処理のみ優先的に実行して帯域を節約する機能を備えるほか、サイバー犯罪に関する最新情報を提供するツール「Norton Cybercrime Index」へ手軽にアクセスできるようユーザーインタフェースを変更した。

 両ベータ版の対応OSは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7。米メディアの報道(CNET News.com)によると、Webブラウザーの検索結果査定、リンクスキャン、個人情報保護機能などにおいて、米Googleの「Chrome」へのサポートを果たしているという。

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