日本ベリサインは2011年4月14日、東日本大震災で被災した同社契約ユーザーが所有するドメイン名について、契約を更新できないことによる失効を防ぐために、同社が代わりに更新し、1年分の更新料金を無償とする措置をとることを発表した。ユーザー側に必要な手続きなどはなく、同社が更新に当たって必要となるすべての手続きや処理を代行する。

 対象となるユーザーは、2011年3月11日時点で同社への登録住所が「災害救助法における災害救助指定地域(第10報)」(厚生労働省が配布するPDFファイルへのリンク)に含まれるユーザーのうち、帰宅困難者対応のために追加された東京都を除く地域のユーザー。いわゆる「平成の大合併」前の旧市区町村名で登録されている住所も含む。

 自動更新措置を適用するサービスの種類と更新対象期間は、(1)「デジタルブランドマネジメントサービス」の2011年3月11日~2012年2月28日更新分、(2)「ベリサイン ドメインネームサービス」(JPドメイン名)の2011年3月11日~2012年2月28日更新分、(3)「ベリサイン ドメインネームサービス」(JP以外のドメイン名)の 2011年3月11日~2011年6月30日更新分。