Windows 7搭載のスレートPC「ICONIA TAB W500」。5月下旬に発売予定で、予想実勢価格は6万円前後
Windows 7搭載のスレートPC「ICONIA TAB W500」。5月下旬に発売予定で、予想実勢価格は6万円前後
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アプリの起動や設定画面の表示をしやすくするランチャーツール「Acer Ring」をプリインストールする
アプリの起動や設定画面の表示をしやすくするランチャーツール「Acer Ring」をプリインストールする
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エイサーにおけるパソコンとタブレット端末の位置付け。コンテンツ生産はパソコン、コンテンツ消費はタブレット端末という棲み分けを示した
エイサーにおけるパソコンとタブレット端末の位置付け。コンテンツ生産はパソコン、コンテンツ消費はタブレット端末という棲み分けを示した
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ICONIA TAB W500の主な想定ユーザー
ICONIA TAB W500の主な想定ユーザー
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日本エイサー 代表取締役社長のボブ・セン氏
日本エイサー 代表取締役社長のボブ・セン氏
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 日本エイサーは2011年4月13日、OSに米マイクロソフトのWindows 7を採用したタブレット端末「ICONIA TAB W500」を発表した。予想実勢価格は6万円前後。発売は5月下旬の予定。

 同製品は、QWERTY配列のハードウエアキーボードを搭載しない、いわゆるスレートPCに分類される製品。液晶ディスプレイは10.1型(1280×800ドット)でマルチタッチ対応。外形寸法は幅275×高さ190×厚さ15.95mm、重さは970g。同社の独自機能として、よく使うアプリの起動や設定画面の表示などに使うランチャーツール「Acer Ring」をプリインストールしている。

 CPUは米AMDのデュアルコア製品のC-50(1GHz)で、グラフィックスとしてRadeon HD 6250を統合している。メモリーは2GB、内蔵SSD容量は32GB。USB 2.0×2、無線LAN(b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS、HDMI、SDメモリーカードスロット、Webカメラ(正面/背面とも130万画素)などを備える。バッテリー駆動時間は6時間。プリインストールOSはWindows 7 Home PremiumまたはProfessional。

 同社はパソコンとタブレット端末の棲み分けについて、パソコンをコンテンツ生産のための機器、タブレット端末をコンテンツ消費のための機器と位置付ける。「2010年12月に発表した2画面ノートの『ICONIA』と今回のICONIA TAB W500を展開し、ICONIAをエイサーのサブブランドとして広げていく」(日本エイサー 代表取締役社長のボブ・セン氏)とした。

 その上で、簡単に持ち運びでき、Webサイトや動画コンテンツを気軽に楽しめる機器としてタブレット端末を訴求していく考え。また今回の製品については、企業内で使っているWindows用の業務ソフトがそのまま使える点や拡張性の高さなどを訴求点として、個人向けに加え法人向けの販売に力を入れる意向を示している。「日本エイサーは個人向けが強いという印象があると思うが、2年ほど前から法人向けの販売にも取り組んでいる。現在の売上高構成比では、約2割が法人向け。中長期的には法人向けの比率を4割程度まで高めたい」(セン氏)との意向を示した。