ウィルコムとウィルコム沖縄は2011年4月13日、東日本大震災および長野県北部地震で被災したユーザーの利用料金を無償化・減免すると発表した。故障・紛失した場合は料金無料、通信できなかった分は返金する。

 津波などの被害でPHS端末が故障または紛失したユーザーの利用料金は無料とする。期間は3月から5月。また、基地局の故障などで24時間以上通信できなかったユーザーには、その期間分の月額料金(基本料)やオプションサービス月額料などの固定料金を日割りで返還する。

 このほか、端末の故障・紛失によって通信サービス利用が確認できなかったユーザーが、4月から9月の間に解約を申し込んだ場合は、各種解除手数料を免除する。いずれも災害救助法適用地域内に、契約者住所または請求書送付先住所があることが条件だ。

 同社によると、4月12日18時時点で岩手、宮城、福島の基地局680局に障害が発生しており、通信サービスが中断している。基地局の復旧状況は、Webサイトで公開する。