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 クエリーアイは、スマートフォン向けアプリケーションの注目度分析ツール「QuerySeeker Analyze(クエリーシーカー アナライズ)」のAndroid版を開発、2011年4月12日から販売を始めた。QuerySeeker Analyzeは、(1)Android Marketの1時間ごとのランキング情報、(2)Twitterストリーミング・データから得られた口コミ情報、(3)インターネット上のニュース・メディアやブログの情報を関連付けて、Webブラウザ上で分析する。

 ランキング取得対象国は、当初、日本と米国の2カ国。Android MarketのWebサイトに掲載されている「人気順」アプリを、有料・無料、カテゴリ別に1時間ごとに、300位まで記録する。

 Twitterストリーミング・データは、Twitterに投稿される全メッセージの中からTwitterシステムが一定の割合で抜き出した投稿メッセージ。スマートフォン関連のキーワードを含むメッセージをフィルタリングし、リアルタイムで解析しているという。

 アプリの企画立案、販売促進、市場動向を分析したいアプリ開発者のほか、広告代理店などの利用を想定している。QuerySeeker AnalyzeのiPhone版は、2010年12月に提供済み。「既にゲーム開発会社や大手広告代理店などに採用実績がある」(クエリ―アイ代表の水野政司氏)という。水野氏は、「iPhoneに比べてAndroidでは、アプリが売れるための、注意喚起から購入に至る“エコシステム”が確立していない」とみており、分析ツールが有効として大手を中心に売り込む考えだ。

 提供価格は、1カ国あたりの初期費用が14万8000円(税別)、月額利用料金が14万8000円(税別)である。