画面●YouTube Liveの開始を知らせるメッセージ
画面●YouTube Liveの開始を知らせるメッセージ
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 米Google傘下のYouTubeは米国時間2011年4月8日、動画をライブ配信するサービス「YouTube Live」の開始を発表した。同社はこれまでにもコンサートやスポーツイベント、インタビューなどのライブストリーミングを実施したことがあるが、いずれも限定的なテストだった(関連記事:YouTube、ライブストリーミングの限定テストを2日間実施)。

 YouTube Liveでは、ライブストリーミング機能とビデオ検索機能を統合して提供する。ストリーミング中のコンテンツも含め、YouTubeパートナーが今後5日間にストリーミングを予定している動画を紹介する。ユーザーは、関心のあるコンテンツのストリーミング予定をカレンダーに追加できるほか、ライブストリーミングが始まる際に通知を受け取れるよう設定することができる。

 またYouTubeは同日より、ライブストリーミングプラットフォームのベータ版を一部の優良YouTubeパートナーに順次公開する。今後数カ月で数千のパートナーが、自身のチャンネルからライブ配信を行えるようにするという。プラットフォームを利用可能なパートナーには、チャンネルページ上に、ライブストリーミングの利用を奨励するダイアログを表示する。

 ライブストリーミングはYouTubeが計画しているとされるオリジナルコンテンツの配信において、大きな役割を占めることになると、米メディア(CNET News.com)は報じている。なおYouTube以外では、米Brightcove、米Ustream、米Justin.TV、米Kyte、米Livestreamなどが、すでに消費者および企業向けにライブストリーミング機能を提供している。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]