ゆうちょ銀行は2011年4月9日、ATMの一部にあたる約1000台が同日午前8時45分から利用できない状態であると発表した。7日午後11時36分に発生した東日本大震災の余震による停電からの復旧作業時に、「人為的なミスが発生したことが原因とみている」(ゆうちょ銀行広報)という。9日の取り引きは利用時間が終了する17時まで利用できない状態が続いたが、「現在は原因がほぼ判明し、10日は利用可能な状態になる」(同)。

 利用できなくなったATMは、ゆうちょ銀行の二つある監視センターのうち、北海道から北陸までの東日本を管轄する監視センターで稼働していたATMの一部。停電が発生した地域だけでなく「北海道から北陸まで点在している」とゆうちょ銀広報は説明する。ATMが利用できなくなった原因は、余震による停電で停止したATMを再起動する際に、「人為的な設定ミスが発生したため」(ゆうちょ銀広報)一部のATMが立ち上がらなかった。現在は該当するATMの再起動作業などにより「復旧のメドが立っている」(同)状態だ。