写真●Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6のデスクトップ画面
写真●Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6のデスクトップ画面
[画像のクリックで拡大表示]

 ミラクル・リナックスは2011年4月8日、同社が提供するサーバー向けLinuxディストリビューションの新バージョン「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6」の評価版を公開した(写真)。

 同バージョンは、企業で最も利用されている米Red Hat社製商用Linuxディストリビューションの最新版「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6」をベースに開発したもの。無償のRHEL互換Linuxディストリビューションである「CentOS」のRHEL6相当バージョンは、登場が期待されているものの開発が遅れている。

 Asianux Server 4は2011年初頭に韓国と中国で販売開始されている。これと同等の評価版を、同社のサイトから無料でダウンロードできる。従来は、、ユーザー情報やメールアドレスが必要だったが、今回からこれらを入力しなくても、気軽にダウンロードできるようにした。ダウンロード期間は、4月8日から9月30日まで。この期間が過ぎてもユーザーはそのまま使うことができる。

 日本での製品版の提供は2011年12月ころを予定している。前もって評価版を提供する狙いは、多くのユーザーのフィードバックを受けることにある。現状ではRHEL6と同じだが、製品版はユーザーからの意見を取り入れてサービスパック1(SP1)として機能追加などを施す。