NTT東日本は2011年4月7日、東日本大震災で被災し、仮設住宅や公営住宅などの仮住居に転居するユーザー向けに電話機を無償で提供することを発表した。同社では既に仮住居への移転工事料を無料とする措置をとっているが、これに追加する形で電話機自体も無償提供する。

 対象となるのは、転居先の仮住居でNTT東日本の電話回線および電話機の設置を申し込んだユーザー。当初用意する電話機の数は、同社製電話機に一部市販製品を加えた合計3万台となっている。ただし、それ以上の数が必要となった場合でも、「必要な台数を被災地の自治体に寄贈する」と表明している。

 電話機の受け取り方法は、仮住居での電話回線の工事に合わせて同社が発送する、あるいは工事担当者が設置するという。