写真1●「Win Soft Mall」の管理ソフト画面
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写真2●インターパイロン代表取締役社長の沈 海寅氏
写真2●インターパイロン代表取締役社長の沈 海寅氏
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 インターパイロンは2011年4月7日、Windowsパソコン向けのソフトウエア配布サービス「Win Soft Mall」を開始した。ソフトのインストール、アップデート、アンインストールがワンクリックで完了するのが売りだ。

 通常、Windowsパソコンにソフトをインストールするまでには、アプリケーションを探す、ファイルを入手(ダウンロード)する、インストールする--といった3つのステップが必要になる。同サービスでは、あらかじめインストールした管理ソフト(写真1)から、これらのステップが簡単に実行できる。必要なアプリケーションを探し、ワンクリックでダウンロードとインストールまでが完了する。同様に、ソフトのアップデートやアンイストールも、ワンクリックで実行できる。同社代表取締役社長の沈 海寅氏(写真2)は「2011年1月にアップルが開始したMac App StoreのWindows版」と表現する。

 Win Soft Mallでは、動画のストリーミング配信と似た考え方で、ユーザーのパソコンにソフトウエアを配布するのも特徴の一つである。配布するソフトは、独自に分割した形で同社のサーバー上に置いている。これらの分割したモジュールの中からインストール時には、必要最小限のものだけをダウンロードして起動する。これにより、比較的高速にインストールが終了して起動することができる。残りのモジュールは、パソコンを利用していないときにバックグラウンドで順次ダウンロードするほか、機能が呼び出された時点でダウンロードしてくる。すべての機能がダウンロードし終わった後は、そのソフトをローカルにインストールした場合とほぼ同様に利用できる。

 現在配布しているのは無償ソフト127本で、「アーカイブ」「インターネット」「学習&教育」「画像&サウンド」「家庭&趣味」「ゲーム」「アクセサリ」「ハードウェア」「ビジネス」「文書作成」「ユーティリティ」の11カテゴリーに分類される。同社では、6月を目途に有償ソフトの配布も開始することを予定している。