写真●日本技芸が提供を開始したGoogle Apps for BusinessのGoogleカレンダーを拡張するサービス「rakumoカレンダー2011
写真●日本技芸が提供を開始したGoogle Apps for BusinessのGoogleカレンダーを拡張するサービス「rakumoカレンダー2011
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図●Googleカレンダーの情報を取り込んでグループウエアのグループカレンダー機能のような使い勝手を提供する
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 日本技芸は2011年4月4日、米Googleのビジネス向けクラウドサービスGoogle Apps for Businessのカレンダー機能「Googleカレンダー」を、企業ユーザーがグループカレンダーとして使いやすくするためのクラウド型の拡張サービス「rakumoカレンダー2011」(写真)の提供を開始した。価格は1ユーザー当たり月額105円。

 Google Apps for Businessでは、Googleカレンダーを使って社員同士がスケジュールを手軽に共有できるようになっている。しかし、多くの社員がスケジュールを共有しようとすると、狭い時間軸上に多数のスケジュールが重なって並ぶ形になり、閲覧性がかなり低下する。色分け表示の柔軟性なども低い。

 このため、「国産のグループウエアのグループカレンダーに慣れているユーザー企業では、Google Apps for Businessの便利さに魅力を感じているものの、こうしたGoogleカレンダーの表示の柔軟性の低さなどがネックになって導入に踏み切れないケースがあった」(日本技芸)という。

 rakumoカレンダー2011では、Googleカレンダーの情報を取り込んで、グループカレンダーとして必要なグループ分け情報などを独自に付加し、見栄え良く整形して表示できる()。一般的なグループウエア同様に、グループに所属する全員のスケジュールを一覧形式で見られるほか、イベントごとに細かく色分け表示することも可能となっている。

 さらに、HTML5を使って画面設計を最適化したことで、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンからでも表示が崩れたりすることなく閲覧および操作が可能になっている点も売りとしている。「専用アプリをインストールして管理する必要がなく、出先でもパソコンと同様の使い勝手でスケジュールを管理できる」(同社)。