新設したShowcaseセクション
新設したShowcaseセクション
[画像のクリックで拡大表示]

 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2011年3月31日、同社のモバイルOS「webOS」の開発者向けサイト「webOS Developer Portal」を刷新したと発表した。これに先立ち、前日にはソフトウエア開発キット「webOS 3.0 SDK」を早期アクセスプログラム登録者に公開した。

 webOS 3.0 SDKでは、HPが2月に発表したタブレット端末「HP TouchPad」と将来のwebOS端末向けのアプリケーション作成に必要な各種ツールを提供する。HPは、開発者向けサイトのリニューアルと併せて、webOSアプリケーションの開発促進を図る。

 webOS 3.0 SDKは、将来のwebOSフォームファクターに対応したフレームワーク「Enyo」、新たなUIコンポーネントやレイアウト、アプリケーションサンプルなどを含む。webOSの中核機能「Just Type」「Synergy」「Exhibition」をサポートし、TouchPadのナビゲーションやアプリケーション構築に関するガイドも付属する。

 開発者向けサイトのデザイン変更に当たっては、webOS開発者以外の意見も取り入れた。「Showcase」セクションを設置し、既存のHP端末やwebOSの機能を展示するほか、開発者のビデオやプロフィールも閲覧できるようにした。また、SDK関連資料にアクセスするための新たなツールチェーンを導入し、コンテンツ管理システムを強化した。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]