米Googleは現地時間2011年3月30日、英語版「Google.com」の検索サービスに、ユーザーが気に入ったリンクにマークを付け、知人に推奨できる「+1」(プラスワン)機能を導入したと発表した。

 Googleによると、+1は「これ、なかなかいいよ」というユーザーの好みを示すマーク。検索結果ページのリンク(Webページと検索連動広告)右上に表示されるボタンをクリックすると、そのことがリンク欄に表示され、知人が検索を行った際にも表示されるようになる。

 チャットリストや住所録など、すでにGoogleのサービスを使って連絡を取ったことのある人と情報共有できるとしているが、今後は、関連性の要素を拡大し、例えばTwitterなどのサービスを通じてつながっている人も対象にしたいと説明している。

 現段階では試験運用サービスという位置付けのため、利用するには、Googleのアカウントにログインした後、「Experimental search」のページにある「Join this experiment(この実験に参加)」ボタンを押す必要がある。

 Googleはこの+1について、「適切な時に、検索結果という適切な形で、適切なアドバイスを受けることができるサービス」と説明している。ただし、検索結果ページを通じて広く一般に公開されるものであるため、ユーザーはそのことを認識しておく必要がある。なお追加した+1はユーザーのプロフィールページに新たに作成される+1タブで確認でき、取り消すことも可能だ。

 米メディア(Wall Street Journal)は、今後数週間かけて、ニュースサイトやブログサイトにもこのボタンを導入すると同社エンジニアのMatt Cutts氏が話したと伝えている。

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