写真●インターコムのiPad用日本語版5250端末エミュレータアプリ「FALCON 5250 for iPad」
写真●インターコムのiPad用日本語版5250端末エミュレータアプリ「FALCON 5250 for iPad」
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 インターコムは2011年3月30日、iPad用の日本語版5250端末エミュレータアプリ「FALCON 5250 for iPad」(写真)を発売した。App Store経由でダウンロード購入できる。価格は4800円。同社では、「日本語に対応したiPad導入型のホストアクセスソリューションとしては世界初のリリース」であるとうたっている。

 FALCON 5250 for iPadは、米IBMの基幹システム向けサーバープラットフォーム「IBM Power Systems」(System i、iSeries、AS/400)に接続するための5250端末エミュレータ機能を提供するソフトウエア。2本の指を使った画面表示の拡大や縮小、タップによるカーソル移動などiPad特有の操作に対応。5250端末に特化した独自のキー配列を持つ「ホストキーパッド」を搭載するなどの特徴を備える。

 無線LANアクセスポイントを経由してLAN上にあるIBM Power Systemsに直接接続する方法のほか、同社のSSLゲートウエイ「FALCON Secure Server Extension」を介したSSL接続や、VPNゲートウエイを介したIPsecやL2TPなどによるVPN接続にも対応している。

 インターコムでは同アプリについて、容易に持ち運び可能というiPadの特徴を生かして、「生命保険などの営業用端末」や「物流倉庫における検品業務用端末」、「アパレル商品の営業用端末」などの用途での導入を見込んでいるという。