[画像のクリックで拡大表示]

 米Evernoteは米国時間2011年3月29日、同社が運営するオンラインメモサービス「Evernote」のWeb版をリニューアル公開した。デザインを刷新してユーザー体験の向上を図ったほか、各種新機能を追加し、ユーザーのフィードバックにできる限り応えたとしている。

 新バージョンの「Evernote Web」は、WindowsおよびMac OS X対応のデスクトップ版アプリケーションを使用しているユーザーには慣れ親しんだ3列の画面になり、左のパネルにはノートブックとタグをまとめ、中央のパネルにはノートをリスト表示し、右のパネルには各ノートの内容確認と編集が行えるノートビューを設置した。検索ボックスの位置は上部中央に移動した。

 新機能により、ドラッグ操作あるいは「Add to Stack」メニューを選択することで、手軽にノートブックをグループ化することが可能。検索ボックス内をクリックすると、デスクトップ版で保存した検索がドロップダウンメニューでリスト表示され、すぐに検索を実行することができる。また、複数のノートを一度に選択できるようにした。

 そのほか、ノートビューの右上にある「Share」メニューを使って、手軽にSNSサイト「Facebook」や電子メール、インスタントメッセンジャーなどを通じてノートを共有することができる。共有を停止するには、ノートのタイトルの下に表示される「Shared」の文字をクリックすればよい。

 なお新バージョンのEvernote Webでは、ノート属性によるフィルタリングやノート履歴の閲覧など、旧バージョンからの移行が完了していない機能が一部あるが、順次実装する予定。旧バージョンに切り替えるには、画面上部の「Switch to Old Evernote」をクリックする。

[発表資料へ]