図●日本ユニシスの充電インフラシステムサービス「smart oasis」の概要 東京と名古屋を結ぶ高速道路のサービスエリアに設置済みの「電気自動車用急速充電システム」において、認証や課金などの情報を管理する役割を担っている(日本ユニシスの発表資料より引用)
図●日本ユニシスの充電インフラシステムサービス「smart oasis」の概要 東京と名古屋を結ぶ高速道路のサービスエリアに設置済みの「電気自動車用急速充電システム」において、認証や課金などの情報を管理する役割を担っている(日本ユニシスの発表資料より引用)
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 日本ユニシスは2011年3月29日、東名高速道路のサービスエリア(以下、SA)を中心に同日から運用が始まった「電気自動車用急速充電システム」向けに、ユーザー認証や課金・決済などを含む運用サービスを提供する充電インフラシステムサービス「smart oasis」の提供を開始した。

 電気自動車用急速充電システムは、中日本高速道路(NEXCO中日本)と高速道路関連社会貢献協議会が共同で運用を開始したEV(電気自動車)向けの充電システム。東京から名古屋までの区間をEVで連続走行(「連続」には短時間の充電時間を含まない)できるようにする目的で提供されているもので、東名高速道路のすべてのSA(上り下り)および名神高速道路の多賀SA(下り)、東名阪自動車道の御在所SA(上り下り)の合計15カ所に設置され、約50~70km間隔で利用可能となっている。

 同システムを利用するには、「利用者カード」の事前申し込みあるいは「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前登録が必要となる。日本ユニシスが提供するsmart oasisは、各SAにおいて、ユーザーが充電器を使うために上記利用者カードなどをセンサーにかざす際に、認証や課金、決済、その他サービス運用に必要な情報をやりとりしたり管理したりする役割を担うという。