写真●省電力マネージャーで「ピークシフト機能」を設定する
写真●省電力マネージャーで「ピークシフト機能」を設定する
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 レノボ・ジャパンは2011年3月29日、企業向けノートパソコン「ThinkPad」について4種類のシリーズで新機種を発表した。新機種はすべて、バッテリー管理機能の一つとして「ピークシフト機能」を搭載する(写真)。PCをバッテリーで駆動させるかAC電源で駆動させるかを、スケジュールに基づいて設定できる。電力消費がピークになる時間にバッテリー駆動するようにすれば、電力需要の分散化が期待できる。

 今回発表した新機種は、モバイルモデルの「X220」、ハイエンドモデルの「T420」「T420i」「T420s」「T520」「T520i」、普及価格モデルの「L420」「L520」、ワークステーションモデルの「W520」。すべて第2世代のインテルCoreプロセッサーを搭載する。

 価格は搭載するメモリやハードディスクドライブ容量、オフィスソフトの同梱の有無などで異なる。BTOモデルでない製品の価格は、X220が19万5300円~19万6350円、T420iが12万9150円、T520が18万1650円~20万2650円、T520iが12万9150円、L520が11万4450円~13万5450円となる。

 ピークシフト機能はThinkPadの同梱ソフトである「省電力マネージャー」で設定するが、既存機種はアップデートしてもピークシフト機能には対応できない。

■変更履歴
当初、ThinkPad X220の価格を18万1650円~18万5850円としていましたが、レノボ・ジャパンから訂正の申し入れがありました。正しくは19万5300円~19万6350円です。本文は修正済みです。 [2011/03/30 14:20]