JBCCホールディングスは2011年3月25日、東日本大震災の被災地復興支援として基幹業務向けクラウドサービス「JBグループ iクラウドサービス」を無償提供すると発表した。対象は厚生労働省が定める災害救助法の適用地域にある企業と団体。無償期間は最大6カ月間、10月30日までとなる。

 JBグループ iクラウドサービスは日本IBMのPower Systemsを仮想化して、基幹業務用サーバー「IBM i」の環境を提供するサービス。今回の支援プログラムでは1区画を無償提供する。処理能力は350CPW(Commercial Processing Workload)相当、メモリーは2Gバイト、ディスク容量は146Gバイトとなる。利用企業はインターネットを通じて、JBグループのデータセンターにあるIBM iにアクセスする。

 利用を希望するユーザーは専用の問い合わせ窓口「icloud@web.jbcc.co.jp」まで、申込者氏名、企業・団体名、連絡先メールアドレスと電話番号、用途、WebサイトのURL(運営していれば)を連絡する。