Windows Phone 7端末の例「HTC Arrive」
Windows Phone 7端末の例「HTC Arrive」
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 米Microsoftは米国時間2011年3月23日、同社のモバイルOS「Windows Phone 7」のアップデートを開始したことを明らかにした。コピー&ペースト機能を追加し、各種機能の強化を図った。

 同社は2月にWindows Phone 7のアップデートに関する計画を明らかにしていた。今回のアップデートはWindows Phone 7にとって最初のメジャーアップデートとなる(関連記事:[MWC2011]Microsoft、3月に「Windows Phone 7」を初アップデート、今年後半にIE9統合)。電子メールやWebページ、ドキュメントなどのテキストをコピー&ペーストできるようにしたほか、アプリケーション起動速度やマーケットプレイス検索機能を向上し、Wi-Fi接続機能、SNSサイト「Facebook」との統合を強化した。

 すでに3月22日に、特定キャリア向けにカスタマイズしていないアンブランドのデバイスに対してアップデート配布を開始している。今後、より幅広い機種に向けてアップデートを実施する。対象端末にアップデートを通知するメッセージが届くので、案内に従ってインストールすればよい。アップデート手順は同社のWebサイトで説明している。

 また同社は、アップデート情報の提供サイト「Where's my phone update?」を開設した。ユーザーは、自分の端末に対するアップデートがどの段階にあるのかを確認できる。情報は週1回更新し、キャリアのネットワークにおける品質テストの段階を「Testing」、テストが完了して約10日以内にリリースできる段階を「Scheduling」、アップデート配信が始まっている段階を「Delivering update」で示す。なお、全ユーザーにアップデートが行きわたるには数週間かかる場合がある。

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