写真●マピオンが提供するモバイル端末向け「計画停電エリアマップ」。報道発表資料から引用した
写真●マピオンが提供するモバイル端末向け「計画停電エリアマップ」。報道発表資料から引用した
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 マピオンは2011年3月23日、東京電力が実施している計画停電のグループ分け状態を色分けして地図上で確認できるサービス「計画停電エリアマップ」を、18日から提供しているパソコン向けに加え、新たにモバイル端末向けにも提供を始めた。

 Android端末向けアプリケーション、iPhoneなどを含むスマートフォン上のWebブラウザー向け、携帯電話向けの3種類のサービスを用意している(写真)。いずれも無償で利用できる。

 携帯電話向けサービスは、NTTドコモのiモード対応端末の場合は「iMenu」から、KDDI(au)のEZweb対応端末の場合は「EZトップメニュー」から、ソフトバンクモバイルのYahoo!ケータイ対応端末の場合は「Yahoo!ケータイ」から、それぞれメニューをたどって「地図iマピオン」(iモード端末の場合)あるいは「地図★マピオン」(EZwebまたはYahoo!ケータイ対応端末の場合)を開くことでアクセス可能だ。

 例えば、iモード端末の場合なら、「iMenu」-「メニューリスト」-「乗換/地図/交通」-「地図・ナビゲーション」とたどって「地図iマピオン」を開く。開いたページ上部にある「大震災に関する情報集」をクリックすると「マピオンモバイル計画停電マップ」にアクセスできる。同ページをBookmark登録しておけば、次回からはメニューからたどる必要はなくなる。

 計画停電では、同じ市区町村内でも住所によって複数のグループに分かれているケースがある。計画停電エリアマップでは、五つあるグループを色および模様を使って地図上に見やすく表示することにより、自宅などがある場所周辺がどのグループに所属しているのかを一目で把握できるようになっている。3サービスとも、GPSを使って現在地の情報を取得し、所属グループを表示できる。

 入力した住所から所属グループを判定して表示するタイプのサービスやアプリは他にも複数あるが、例えば近所で買い物をしたいときなど、「自宅周辺のどのあたりまでが同じグループか」を手軽に確認するにはこうした地図サービスが役に立ちそうだ。