みずほ銀行は2011年3月23日夜、システムトラブルの影響で遅れて処理を行った振り込みのうち、5万9417件(333億円)が相手口座に未入金になっていたと発表した。これらは15日以降のシステムトラブルの影響で未処理になっていた振り込みの一部で、本来は18日、22日に入金されているはずだった。いずれも23日に入金を完了した。

 同行は18日の時点で最大116万件あった未処理の振り込みに関して、18日と22日に送金処理を実施したと発表していた。しかし実際には、他行口座宛ての振り込み5万9417件が、相手口座に入金されていなかった。同行広報部は入金が行われていなかった理由について、「全銀システム経由で他行に送金ができる午後3時30分までに、送金処理が完了しなかったため」と説明している。

 また未処理となっていた振り込みとは別に、23日に入金すべきだった振り込み1169件(46億円)も、入金が完了しなかったと発表している。これらは24日に入金を行う。