みずほ銀行は2011年3月22日夜、15日から続くシステムトラブルの解消にメドがついたことから23日は窓口/ATMとも朝から営業を開始すると発表した。未処理となっていた116万件の振り込みに関しては、システム面での作業を終わらせ、「現在は振り込みが正しく完了したかを確認している」(広報)と言う。

 同行は22日にオンラインシステムの利用を制限することで、積み残していた振り込みの処理を優先していた。具体的には、正午までは店舗内ATMを使った入出金のみを可能とし、窓口での入出金や振り込み、ATMを使った振り込みなどを見合わせた。正午からは、窓口、店舗内/コンビニATMでの入出金や振り込みを再開したが、それでも午後3時以降はATM/インターネットバンキングを使った振り込みを見合わせている。店舗内でもコンビニ内でもない店舗外ATMは、終日稼働を見合わせた。

 23日は、午前9時から窓口業務を開始する。ATMに関しては、店舗内ATM、コンビニATM、店舗外ATMのいずれも通常通り稼働する。

 同行は21日夜の段階で、「店舗外ATMは計画停電の影響を避けるために稼働を見合わせる」と発表していたが、方針を改めた。その理由を、「25日の給与振り込みを控えてATMの利用が増加することが考えられるため、店舗外ATMを稼働することにした」(広報)と説明している。