インテル日本法人は2011年3月22日、東日本大震災の復興支援に約170万ドルを寄付すると発表した。宮城県仙台市や名取市などの避難所にブロードバンド接続が可能なPCを設置する支援活動も実施中という。

 寄付については、米インテルが設立した慈善団体のインテル基金から100万ドル、インテル社員による募金から約35万ドル、募金と同額をインテル基金が拠出する「マッチングギフト」による約35万ドルの計約170万ドルを寄付する。

 避難所の支援は、同社とダイワボウ情報システム、UQコミュニケーションズが共同で当たっている。UQ WiMAXによるブロードバンドサービスの対象地域に、インテル社員による支援チームを派遣。インターネット接続が可能なPCを同日までに9カ所の避難所に設置した。

 内訳は、仙台市宮城野区エリア3カ所(岩切中学校、高砂中学校、みやぎNPOプラザ)、仙台市若林区エリア3カ所(蒲町中学校、蒲町小学校、七郷小学校)、名取市エリア3カ所(名取市役所、第一中学校、館越小学校)の各避難所。

 今後も宮城県の仙台市災害対策本部、名取市、みやぎNPOプラザなどと連携し、WiMAX接続や電源の確保が可能な避難所を中心にインターネット接続環境の構築支援を進めるという。