写真●Twitterによるつぶやきから震災関連情報を抽出および分類して提供するサービス「QuakeMeme」
写真●Twitterによるつぶやきから震災関連情報を抽出および分類して提供するサービス「QuakeMeme」
[画像のクリックで拡大表示]

 プリファードインフラストラクチャー(PFI)は2011年3月22日、Twitterによるつぶやきから震災関連情報を自動的に抽出および分類してWebページ上に掲載する無償サービス「QuakeMeme」(写真)を3月20日にリリースしたと発表した。

 膨大な情報量を持つTwitterのつぶやきの中から震災に関連した情報だけを抽出するために、同社が開発した統合検索プラットフォーム「Sedue」をサービスのバックエンドとして採用。Sedueが備えるリアルタイム更新機能を使ってTwitterユーザーが発するつぶやきをリアルタイムに収集し、整理および複数のカテゴリーに分類して提供する。

 震災関連情報のカテゴリーとしては、(1)災害情報、(2)安否情報、(3)原発情報、(4)交通情報、(5)生活情報、(6)電力情報、(7)支援情報、(8)地域情報---の8種類。8カテゴリーの中には、さらに細かく分類して表示できるものもある。例えば(1)の災害情報は、さらに細かく「地震情報」「津波情報」「緊急地震速報」別に表示が可能。

 PFIは、Twitterを「非常に重要な情報取得ツールだが、ユーザーが必ずしも欲しい情報に巡り会えないフロー型のサービス」であると位置付けており、QuakeMemeによって「Twitterの情報を整理分類したストック型の有益な情報として提供できる」としている。