「震災復興支援システム」で避難者一覧を表示した例
「震災復興支援システム」で避難者一覧を表示した例
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 日本マイクロソフトとページワンは2011年3月22日、東日本大震災の避難所運営を支援する「震災復興支援システム」を自治体やNPO向けに無償で提供し始めた。最小限のネットワーク環境とパソコン環境で、避難所や避難者、ボランティア、支援物資などに関する情報を一元管理できるようにし、避難所の運営を効率化するのが目的。

 青森市に本社を置くページワンが、クラウド型CRM(顧客関係管理)サービス「Microsoft Dynamics CRM Online」を使い、短期間にシステムを構築した。同サービスは、マイクロソフトが復興支援の一環として3月15日から被災地に無償提供している。

 利用には次のような手順を踏む。まず、自治体やNPOの担当者が専用サイトで利用を申請すると、事務局から必要な手続きやテンプレートのダウンロード方法などを電子メールで通知してくる。この通知に従い、自治体やNPOの担当者は、マイクロソフトのWebサイトでDynamics CRM Onlineの利用を申し込み、利用環境を設定後、テンプレートをダウンロードして利用を開始することになる。