写真●ぐるなびの特設サイト「被災地域応援店」
写真●ぐるなびの特設サイト「被災地域応援店」
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 節電に協力するためにオフィスを早めに後にして、計画停電による影響を避けるために夕食を外食で済ませているという人は多いだろう。節電に協力しつつ外食をすることで経済を活性化させ、それが被災地の復興支援にも少しでも役立てばという思いを抱いている人も少なくないはずだ。そんなユーザーの店選びに役立つ情報を飲食店情報を掲載するポータルサイト「ぐるなび」が特設サイトで紹介している。

 ぐるなびは2011年3月15日から、節電に協力した状態で営業中の飲食店や、売り上げの一部を被災地向けに寄付するなどしている飲食店「被災地域応援店」の情報を同社Webサイト上で公開している。節電に協力している飲食店は、店舗紹介の文章中に「節電」というキーワードを含む店舗が対象。ユーザーが自分でキーワード検索をしなくても、ぐるなびのトップページにある「節電営業中のお店」というリンクから直接結果のページに飛べるようになっている。

 3月22日午後8時の時点では、節電協力中の飲食店として1108件がヒットする。そのうち1029件が関東地方に所在する飲食店となっており、東京電力による計画停電の実施を受けて、節電に協力する飲食店が関東地方で急増している様子がうかがえる。

 被災地域応援店は、売上の一部などを被災地向けに寄付する、あるいは店舗利用者向けに同目的の募金箱を設置している飲食店や施設が対象。ぐるなび上の特設サイト写真)から店舗の一覧をコメント付きで閲覧できる。各店舗で集まった募金は、ぐるなびが事務局として取りまとめたうえで、各都道府県の災害対策本部などを通じて全額寄付するという。情報の提供期間は5月31日までとなっている。