写真1●東京電力が公開した電力使用状況グラフ
写真1●東京電力が公開した電力使用状況グラフ
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写真2●Yahoo! JAPANは東京電力のデータを基に最新の電力使用状況を見やすいバーグラフと数値で公開している
写真2●Yahoo! JAPANは東京電力のデータを基に最新の電力使用状況を見やすいバーグラフと数値で公開している
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 東京電力は2011年3月22日、同社Webサイト上で、同社サービスエリア内における電力の使用状況を表すグラフの公開を始めた(写真1)。1時間ごとの平均使用電力(単位は万kW)と供給力を記したグラフとなっており、ピーク時の供給力に対して需要がどれくらいひっ迫しているかを一目で確認できる。

 例えば、グラフで「9」となっているところは、午前9時から10時までの1時間の平均使用電力を表している。午後2時40分現在では、午前0時から午後2時までの電力使用量が表示されている。グラフを見ると、22日のピーク時供給力は「3700万kW」となっており、午前9時の段階でかなり供給力の限界に近づいたものの、その後は使用量が減少。午後2時の時点ではただちに使用量が供給力を上回りそうな危機的状況にはなっていない。

 ヤフーが運営するポータルサイトのYahoo! Japanでも、東京電力が公開したグラフのデータを使って、電力使用状況を見やすい「バーグラフ」と「使用率の数字」の2パターンで表示するサービスの提供を始めている(写真2)。

 Yahoo! Japan内に設置した特設サイトあるいはYahoo! Japanのトップページ上にバーグラフおよび使用率を掲載。特設サイトでは日本語のほか英語や中国語、韓国語でも情報を提供している。同サイトによると、22日午後1時時点(午後1時から2時までの平均)の使用率は「91パーセント」となっている。