写真1●岩手県内にあるNTT東日本の通信ビル「鵜住居(うのすまい)ビル」の様子。外壁が消失するほどの被害を受けている。写真はいずれも報道発表資料から引用
写真1●岩手県内にあるNTT東日本の通信ビル「鵜住居(うのすまい)ビル」の様子。外壁が消失するほどの被害を受けている。写真はいずれも報道発表資料から引用
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写真2●大町ビルの内部の様子
写真2●大町ビルの内部の様子
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写真3●山田ビルの外観。外壁は残っているが、内部は相当な被害を受けた模様だ
写真3●山田ビルの外観。外壁は残っているが、内部は相当な被害を受けた模様だ
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 NTT東日本は2011年3月18日夜、震災による通信サービスへの影響についての第19報を発表、その中で被害が非常に大きい岩手県における通信ビル局舎の被災状況を示す写真3点を公開した。地震および津波の破壊力の恐ろしさをあらためて知らしめる写真となっている。

 公開したのは、岩手県内にある通信ビル「鵜住居(うのすまい)ビル」(写真1)と「大町ビル」(写真2)、「山田ビル」(写真3)の3点。特に鵜住居ビルと大町ビルは、壊滅的な被害を受けていることがはっきりと分かり、復旧までには相当な時間がかかることが予想される。

 宮城、岩手、福島エリアにおける加入電話とISDN、フレッツ光(ひかり電話を含む)のサービス利用不能状況についても発表している。18日午後3時時点では、加入電話が約30万5400回線が不通になっており、17日午後2時時点と比較して約9万6000回線が回復したという。

 ISDNについては約3万500回線が不通で、同じく前日の14時時点と比較して約1万3200回線が回復。フレッツ光については約6万8800回線が不通(うちひかり電話が約5万5500回線)で、同約2万7900回線(ひかり電話は約2万4100回線)が回復したとしている。