写真●Google パーソンファインダー
写真●Google パーソンファインダー
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 グーグルは2011年3月18日、11日から提供を始めた被災者の安否情報を確認できるサービス「Google パーソンファインダー 」(写真、短縮URLは「http://goo.gl/sagas」)の登録情報件数が32万件を突破したことを発表した。

 震災発生後2時間ほどで提供が始まった同サービスは、当初3000件だった登録件数が、途中でNHKに寄せられている安否情報データが追加されたことなどもあって、わずか8日間ほどで32万件を超えるまでに急拡大したことになる。18日現在、少なくとも報道機関向けに公表されている数値としては、国内最大の安否情報確認サービスとなっている。

 グーグルはまた、動画共有サービス「YouTube」において、現地から被災者の声を届ける「YouTube 消息情報チャンネル」の提供を、TBSの協力を得て18日から開始したこともアナウンスした。

 同チャンネルでは、既に30本の動画を紹介済みという。これらはYouTube 公式パートナーである「TBS News-i」が被災地で撮影し、YouTubeにアップロードしたもの。グーグルによれば、テレビ朝日系列のテレビ局が撮影した動画についても、近日中に掲載予定であるとしている。

 その他、同社の震災に関連した情報提供サービスでは、(1)避難所の住所や収容人数などを掲載しているサービス「Google 避難所情報」、(2)被災地近辺の道路の通行実績を Googleマップ上で見ることができるサービス「Google 自動車・通行実績情報マップ」、(3)給水および炊き出し場所、食料品、ガソリン供給など被災地で必要となる情報を掲載しているサービス「Google 生活情報」---の3サービスが、パソコンと携帯電話の両方に向けて提供できるようになったことも合わせて発表している。

 Webブラウザーを使って、パソコンの場合は「http://goo.gl/saigai」から、携帯電話の場合は「http://goo.gl/keitai」からリンクをたどり、それぞれのサービスのサイトへアクセスできる。