日本ヒューレット・パッカードは2011年3月18日、東日本巨大地震の被災者支援を目的にIaaS「グローバルクラウドサービス」の無償提供を発表した。オーストラリア、シンガポールなど海外のデータセンターからサービスを提供する。3月23日からサービス受付を開始する。

 グローバルクラウドサービスではx86ベースの仮想マシンとストレージを提供する。対象は震災の被害によりITリソース不足に陥っているユーザー。特に公共性の高い事業を優先する。無償となるのは初期料金と最初の6カ月間の利用料金。システム規模によっては料金が個別相談となる場合もある。

 利用には日本HPの営業担当者または「311_cloudsupport[アットマーク]hp.com」([アットマーク]を@に置き換える)に問い合わせる必要がある。