グーグルのボランティアに関する情報ページ
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Google 避難所情報ページ
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 グーグルは2011年3月17日、東日本巨大地震の被災者名簿共有サービスについて、登録作業に参加するボランティアを募集、同社のブログで告知した。作業内容は「Picasa Webアルバム」上の避難所名簿共有サービスに掲示された名簿の写真を見て、被災者情報の検索サービス「パーソンファインダー」に登録すること。一定のルールに従えば、誰でもWebブラウザー上で参加できる。

 具体的な作業内容は主に2つ。1つめが「Picasa Webアルバム」上の名簿の写真を見て、被災者の名前や住所・性別・年齢などをテキスト化してコメント欄に残す作業。2つめが、テキスト化された名前や住所などをパーソンファインダー上で入力し、Picasaの写真へのURLなどを入力する作業である。パーソンファインダーの登録作業をする際には、「PF 開始」「PF 完了」とPicasaのコメント欄に記録する。こうすることで、被災した家族などを探す利用者の、避難場所の検索が容易になる。

 グーグルによれば、3月16日の時点では名簿画像の情報の中で4割程度しか、パーソナルファインダーに登録できていなかったという。現在はボランティアによる作業が進展しており、18日14時の時点では82.4%のパーソンファインダーへの入力作業が完了しているという。

 同社は、避難所情報の一覧を表と地図で確認できるページも公開している。17日には、最新情報を反映するために、毎日新聞社が提供したリストを一覧に加えた。個人ユーザーも含め、報道機関や自治体にも、さらなる避難所情報の提供を呼びかけている。