Pulsar XT.2
Pulsar XT.2
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 米Seagateは米国時間2011年3月15日、マルチレベルセル(MLC)技術を採用した半導体ディスク(SSD)「Pulsar.2」など、企業向け記憶装置の新製品を発表した。

 Pulsar.2は「Pulsar」SSDファミリーの新モデルで、同社にとって初のMLCタイプ。データ保存容量は最大800Gバイト。データエラーの自動検出/修正機能を備え、データの完全性と持久性を確保する。性能面とコスト面でも企業のニーズに応えるよう設計したとしている。6Gbps SASおよびSATAインタフェースをネイティブでサポートする。

 同時に発表したシングルレベルセル(SLC)の「Pulsar XT.2」は、6Gbps SASをサポートする。データ保存容量は最大400Gバイト。同社のドライブ製品の中で最も高速という。Pulsarの新モデルはいずれも2011年第2四半期に一般向け出荷を開始する予定。

 そのほか企業向けハードディスク装置(HDD)として、性能と保存容量のバランスを重視した2.5インチの「Savvio 15K.3」と「同10K.5」、大規模データの保存に特化した3Tバイト容量の「Constellation ES.2 3TB」を用意する。一般向け出荷は、Savvio 10K.5が2011年第1四半期中、Savvio 15K.3とConstellation ES.2 3TBが第2四半期を予定している。

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