写真●オプティムが震災支援目的で無償配布を始めたWindows向けパソコン省エネソフト「Optimal Green Contribution Version」
写真●オプティムが震災支援目的で無償配布を始めたWindows向けパソコン省エネソフト「Optimal Green Contribution Version」
[画像のクリックで拡大表示]

 オプティムは、震災支援目的としてWindows向けパソコン省電力化ソフト「Optimal Green」の特別バージョン「Optimal Green Contribution Version」(写真)の無償配布を2011年3月15日に始めた。同社の特設Webページからダウンロードできる。無料配布の期間は、計画停電の実施が予定されている4月末までとなっている。

 OptimalGreenは、パソコンの電源設定の内容を基に現在の消費電力の診断を行い、最適な電源プロファイルを作成および設定するためのソフトウエア。静的に設定を変更するだけでなく、パソコンの使用状況を常にモニターして最適化する機能も備えている。

 その他、省エネ効果を可視化する機能として、同ソフトによる設定変更前後の電力消費量を比較したり、CO2や電気料金の推測削減量を表示したりする機能も搭載している。少しでも無駄な電力消費を削減するために、接続している無線LANやUSB機器などの一覧を表示し、画面上から接続を解除する機能なども備える。

 同社では、同ソフトを10万台のパソコンで1カ月間利用した場合、約31万8000世帯分が1日(約5時間を想定)に使用する家庭用照明電力分を確保できると見積もっている。