NTTドコモは2011年3月15日、東日本巨大地震に乗じて同社の緊急通知用サービス「エリアメール」(緊急地震速報など)をかたった悪質な迷惑メールが出回っていることを報告し、ユーザーに対して惑わされないように警告を呼びかけた。

 エリアメールは、着信時の鳴動がほかのメールと異なるほか、本文にWebサイトへ誘導するようなURLが書いてあったり、電話番号が記載されていたりすることはないという。また、受信BOXに格納したエリアメールは、送信元の欄に「エリアメール」と表示され、返信できない仕組みになっている。

 今回の大震災では、悪質なチェーンメール(関連記事)や義援金を搾取する目的で設置されたフィッシングサイト(関連記事)などが既に発生しているが、今後もこうした悪質なメールやWebサイトの出現が予想される。誤った情報にだまされないように注意したい。