2011年3月11日午後2時46分ころに発生した、東北地方太平洋沖地震を受けて、携帯電話およびPHS事業者5社が安否情報を確認するための「災害用伝言板サービス」の運用を開始している。

 NTTドコモは、「iモード災害用伝言板サービス」を運用開始。伝言板にメッセージを登録が可能な地域は、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県の6県で、メッセージの確認は全国から可能となっている。

 iモード端末からは、「iMenu」のトップに表示される「災害用伝言板」経由でメッセージを登録したり確認できる。パソコンなどからメッセージを確認する場合は、「災害用伝言板」(URLは、 http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi )にアクセスする。

 KDDI(au)も同様に、被災地域のユーザーが自分の安否情報を登録できる「災害用伝言板」を運用開始した。安否情報を登録するには、同社製端末のトップメニューまたはau oneトップから、災害用伝言板にアクセスする(EZwebの契約が必要)。登録時には位置情報の取得が必要で、登録可能件数は最大10件、保持期間は744時間となっている。安否情報の確認ページ「災害用伝言板」(URLは、 http://dengon.ezweb.ne.jp/ )には、他社製端末やパソコンからでもアクセスできる。

 ソフトバンクモバイルも「災害用伝言板サービス」を運用開始。同社製携帯電話からYahoo!ケータイの「災害用伝言板」メニューまたは「My SoftBank」を通じてアクセスする。安否情報の確認は他社製端末やパソコンからでもアクセス可で、URLは「 http://dengon.softbank.ne.jp/J 」となっている。

 ウィルコムの場合は、ウィルコムの電話からは「 http://dengon.clubh.ne.jp/ 」にアクセスすることで安否情報の登録や確認が可能、他社製端末やパソコンからアクセスする場合は、「 http://dengon.willcom-inc.com/ 」にアクセスすることで確認できる。

 イー・モバイルの場合は、「 http://dengon.emnet.ne.jp/ 」から安否情報にアクセスできる。登録できるのは同社製携帯電話ユーザーかつ「EMnet」に加入しているユーザー。メッセージの確認は他社製端末やパソコンからも可能となっている。