The Linux Foundationは2011年3月9日、パナソニックがゴールドメンバーとして参加したと発表した。パナソニックは、組み込みLinuxやオープンソースソフトウエアのコンプライアンスに関する活動を強化していくとしている。The Linux Foundationのゴールドメンバーは、最上位のプラチナメンバーに次ぐ会員資格。

 The Linux Foundationは、Linuxの普及促進を目的とした非営利団体。2010年10月には、家電向けLinuxのコミュニティであるConsumer Electronics Linux Forum (CELF)と合併した。パナソニックはソニーなどとともにCELFの創立メンバー。合併に伴い、すべてのCELFメンバーがThe Linux Foundationのシルバーメンバーとはなっていたものの、パナソニックは上位会員であるゴールドメンバーとなり、より深く関わることにしたという。

 パナソニックグループではデジタル家電統合プラットフォームUniPhierでLinuxを採用しており、デジタルテレビの「ビエラ」やブルーレイ/DVDレコーダーの「ディーガ」などにLinuxを搭載している。またパナソニック モバイルコミュニケーションズは、携帯電話のOSとしてLinuxを採用している。