フリービットは2011年3月10日、iPhone/iPod touchをサーバー化するソフトの新版「ServersMan@iPhone 4.0β」を発表した。アップルへの申請を本日完了した。承認が下り次第、無償でダウンロードできるようになる。新版では、友人同士で簡単にファイルを送受信する機能などを追加した。

 ServersMan@iPhone 4.0βはiOS 4.3に対応し、バックグラウンドプロセスで動作するようになった。加えて、ソフト動作中の消費電力を低下させ、「数日間、ソフトを動かしたままにできるようにした」(フリービット)。iPhoneでServersMan@iPhone 4.0βをバックグラウンド動作させれば、丸一日、サーバーを持ち歩ける格好になる。

 この機能を利用して、ServersMan@iPhone 4.0βは友人とのファイル交換機能を強化した。あらかじめ友人を登録しておくと、友人はサーバー化したiPhoneにファイルを直接アップロードできる。ServersMan@iPhone 4.0βはファイルビューアーとしても動作するため、アップロードされた文書や画像、動画などをiPhone上で閲覧できる。

 アップル製のセットトップ・ボックス「AppleTV」との連携機能であるAirPlayにも対応する。この機能を使うと、ServersMan@iPhone 4.0βでiPhoneに保存した写真や動画を大画面テレビに映し出せる。

 開発者向けの機能として、ServersMan@iPhone 4.0βのAPIを公開する。ServersMan@iPhone 4.0βを稼働させるiPhone同士で通信したり、iPhoneの各種情報を外部のWebサーバーから取得したりできる。