写真●中規模ネットワーク向けの専用監視サーバー機「Zabbix統合監視サーバ ZBX3100」
写真●中規模ネットワーク向けの専用監視サーバー機「Zabbix統合監視サーバ ZBX3100」
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 ミラクル・リナックスとネクスコム・ジャパンは2011年3月10日、オープンソースの統合監視ツール「Zabbix」を搭載した中規模ネットワーク向けの専用監視サーバー機「Zabbix統合監視サーバ ZBX3100」(写真、以下ZBX3100)およびZabbixの監視データ収集を代行できるプロキシサーバー機「ZBX3100 Proxy」を発売、本日より出荷を開始した。価格はどちらも17万8500円。

 ZBX3100は、ユーザーのネットワーク上にあるサーバーからログ情報やSNMPの管理情報などを収集し、一元管理する機能を備えたラックマウント型の専用サーバー機(アプライアンス)。同社が2月に発売済みの小規模向け機種「ZBX2100」と中大規模向け機種「ZBX5100」の中間機種という位置付けになる。

 ネクスコム・ジャパンのサーバー向けハードウエアに、ミラクル・リナックスのサーバー向けLinuxディストリビューション「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」およびZabbix(バージョン1.8.3日本語対応版)を導入済み。このため、OSやアプリケーションのインストールなどは不要で、購入後すぐに利用できる。

 ハードウエア仕様は2機種とも共通で、CPUがIntel Atom D510プロセッサ(動作周波数1.66GHz)、メモリーが2Gバイト、ハードディスクドライブが500Gバイトとなっている。

 ミラクル・リナックスによれば、上記仕様の場合、ZBX3100が監視可能な項目数の目安は「最大100ノードまたは1万監視項目」程度になるという(監視間隔は5分を想定)。なお同社では、ZBX3100の配下にZBX3100 Proxyを設置して監視処理を分散することで、さらに大規模なシステムの監視も可能であるとしている。

 本体外形寸法は幅427mm×奥行き238mm×高さ44mmで、消費電力は28W(標準時)となっている。