総務省は2011年3月4日、V-High帯を利用する全国向けマルチメディア放送について、「委託放送業務の認定に係る制度整備案」及び「開設計画の認定を受けた者に対する無線局(特定基地局)の免許に係る制度整備案」を作成し発表した。

 委託放送業務の認定に関する制度整備案では、申請枠を示した。V-High帯では、13セグメント領域×2と1セグメント領域×7があり、合計33セグメントが利用できる。このうち、13セグメント領域には、三つの申請枠を設けた。「大規模枠:13セグメントを使用する者」(1者)、「中規模枠:7、8、9、10セグメントを使用する者」(1者)、「小規模枠:1、2、3セグメントを使用する者」(1者または複数者)である。小規模枠は、13セグメントから、中規模枠で認定された者が使用するセグメント数を除いたセグメント数を上限とする。ただし、当該セグメント数は6を上限とする。

 1セグメント領域における申請の単位は、1セグメントとする。つまり、最大7者となる。その上で、「絶対審査項目」と「比較審査基準」を設定した。今回示した制度整備案については、2011年4月4日まで、意見を募集する。

[発表資料へ]