データウエアハウジングの米Teradataは米国時間2011年3月3日、大規模データ分析システムの米Aster Data Systemsを買収することで両社が最終合意したと発表した。買収手続きは2011年第2四半期に完了する予定。

 Teradataは昨年9月にAster Dataの株式の11%を購入したが、今回の合意により、残りの株式も2億6300万ドルで取得する。TeradataはAster Dataの従業員を引き受け、Aster Dataの顧客に対するサポートも行う。

 Aster Dataは、構造化データと非構造化データが混在する大規模データを効率的に保存し、高速で分析するための技術を手がけている。米Barnes & Noble、米Intuit、米LinkedIn、米Akamaiなどが同社のソリューションを採用しているという。

 Teradataは昨年、統合マーケティングソフトウエアの米Aprimoを約5億2500万ドルで買収することを発表しており、「Aprimoのマーケティング管理事業と当社中核のデータウエアハウジング事業に、Aster Dataのデータ分析システムが加わることで、将来の成長を押し上げることができる」としている。

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