米AT&Tは米国時間2011年3月3日、タブレット端末向けデータ通信サービスの新たな料金体系を発表した。従来のプリペイド(前払い)方式の従量課金制に加え、ポストペイド(後払い)方式の従量課金制を導入する。

 新たなポストペイド方式では、プリペイド方式と同様に長期契約は不要で解約料もかからない。データ通信量250Mバイトで月額14.99ドル、同2Gバイトで月額25ドルの2種類の料金プランがあり、2Gバイトプランのユーザーが上限を超えた場合は1Gバイトごとに10ドルが課金される。料金はAT&Tの毎月の請求書にまとめて記載される。

 これに対してプリペイド方式では、2Gバイトプランのユーザーが上限を超えると、2Gバイト分を25ドルで追加購入することになる。料金は、AT&Tの請求書とは別に、クレジットカード決済表に記載される。

 ポストペイド方式は同日提供を開始し、2Gバイトプランを新たに利用するユーザーに対しては、最初の1カ月分を無料にする。

 また、米メディアの報道(Computerworld)によると、AT&Tは米Appleが3月11日にリリースする最新モバイルOS「iOS 4.3」のテザリング機能をサポートする。AT&Tのネットワークで同機能を使用するには、月額45ドル(データ通信量4Gバイト)のデータプランに加入する必要があるという。

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