米アップルは2011年3月2日(米国時間)、タブレット端末の新製品「iPad 2」を発表した。本体の厚さは8.8mmと従来製品より33%薄くなり、重さも約600gと15%軽くなった。新開発のデュアルコアCPU「A5」を搭載して処理性能を強化。ビデオ通話システム「FaceTime」に対応し、本体の正面と背面に計2つのカメラを搭載した。OSには新版となるiOS 4.3を採用。画面サイズは従来通り9.7型(1024×768ドット)、バッテリー持続時間も10時間を維持した。米国での発売価格は499ドル(約4万円)からとなる。
新登場となったiPad 2について、アップルストア銀座で開かれたプレスイベントで展示された実機を基に感触を見ていこう。
従来機と比べ、まず印象的なのはその「薄さ」だ。本体の厚みはiPadの13.4mmに比べて4.6mm薄く、8.8mmとなった。これはiPhone 4の9.3mmよりも薄い設計。iPad 2を実際に手で持ってみると、回覧板を持った程度にしか感じられない。薄型になったことで重さも前モデルより約15%軽量化。Wi-Fiモデルで601g、Wi-Fi+3Gモデルで613gとなっている。