ルクセンブルグのSkype Technologiesは米国時間2011年3月1日、企業向け事業の強化に関して米Citrix Systemsと戦略的提携を結んだと発表した。Citrixの仮想ミーティングサービス「GoToMeeting」の技術を利用し、企業向けにWeb会議機能を2011年末ごろに提供開始する。

 新たなWeb会議機能は、従来の企業向けサービス「Skype for Business」を補完するものと位置づける。GoToMeetingの技術により、ユーザーは会議を手軽に設定および開催し、VoIPサービス「Skype」あるいは公衆電話網(PSTN)を通じてどこからでも会議に出席することができる。資料の共有や、プレゼンテーションおよびデモの実施などに適したインタラクティブなスクリーン表示機能を備える。

 Skype for Businessは、インスタントメッセージング(IM)、1対1あるいは複数での音声およびビデオ通話、ファイル共有といった機能を提供している。Skype Enterprise部門ジェネラルマネージャーのDavid Gurle氏によると、Web会議機能はSkype for Businessユーザーからの要望が非常に多かった機能の1つだという。

 Web会議機能の価格は現在未定。詳細な料金プランは提供開始の際に発表する。

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