米Facebookは米国時間2011年2月25日、プライバシーポリシーを改訂する計画を発表した。内容は変更せず、文章を分かりやすい表現に書き換える。改訂案を同社サイトで公開している。

 多くのWebサイトのプライバシーポリシーは、規制取締関係者やプライバシー擁護者向けに書かれているため、実際にそのサイトを使っている一般ユーザーには分かりにくい。Facebookのプライバシーポリシーは、「5830語の法律用語」「米国憲法より長い」などと批判されてきたが、「より理解しやすい文章にすることが可能で、またそうあるべきだと考えた」と同社は説明している。

 改訂に当たっては、(1)たとえ複雑なコンセプトでも理解しやすい文章であること、(2)視覚的かつインタラクティブであること、(3)Facebookユーザーが最も聞きたい質問に焦点を当てること、の3点を基本原則とする。

 改訂案では、改訂した場合の文章表現、レイアウトなどの体裁を確認することが可能。従来のポリシーとの視覚的な違いも比較できる。今後数週間、ユーザーからのフィードバックを募り、好意的な意見が集まれば、フィードバックを盛り込みつつ改訂作業を進める。なお、今回の改訂案は通常のポリシー変更手順とは別に公開したもので、のちの改訂作業は通常の手順に則って行う。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]